こっくりさんのやり方──一般に伝わっている手順
先に断っておくことが2つあります。
① 「正しいやり方」は存在しない。
こっくりさんは商品ではなく【自分で作るもの】なので、
形式を定める主体がいない(→ ウィジャボードとの違い)
② 地域や世代で手順が違う。ここに書くのは【広く伝わっている形】になる
そのうえで、一通りを書きます。
用意するもの
・紙(白い紙。大きさの決まりは無い)
・筆記具
・10円玉 1枚
**それだけです。**特別な道具は要りません (→ 要るもの)。
① 紙を作る
紙に次のものを書きます。
・鳥居(上の中央。硬貨の始点と終点になる)
・「はい」「いいえ」
・五十音(あ〜ん)
・数字(0〜9)
配置には決まった形がありません。 五十音を横に並べる形、円形に並べる形、どちらも伝わっています (→ 紙の書き方)。
② 硬貨を置く
鳥居の上に10円玉を置きます。
参加者全員が、人差し指を1本ずつ硬貨に軽く乗せます。
「軽く」がこの遊びの核心になる。
押さえつけると動かない。支えているだけの状態にする
なぜ10円玉なのかは別記事にまとめてあります。
③ 呼び出す
「こっくりさん、こっくりさん、おいでください」
言い方には地域差があります。「いらっしゃいましたら〜」と続ける形もあります (→ 呼び出しの言葉)。
硬貨が「はい」の位置へ動いたら、来たとされます。
④ 質問する
一人ずつ順番に質問する形が広く伝わっています。
・「はい/いいえ」で答えられる質問
・五十音で答える質問(名前・場所など)
聞いてはいけないとされる質問がいくつかあります(→ タブー)。
⑤ 終わらせる
「こっくりさん、こっくりさん、お帰りください」
硬貨が鳥居に戻るのを待ち、全員で同時に指を離します。
ここがいちばん重要です。 終わり方が分からなくなって困る人が多いので、 終わらせ方に詳しくまとめてあります。
⑥ 紙と硬貨を始末する
紙 … 破って捨てる
硬貨 … その日のうちに使ってしまう
これも地域差が大きいです(→ 紙と硬貨の始末)。
始める前に決めておくこと
手順そのものより、こちらのほうが実用的だと思います。
① 終わりの言葉を、先に紙に書いておく
→ その場になると思い出せなくなる
② 「やめよう」と誰かが言ったら、理由を聞かずに全員でやめる
→ これを決めておくと、途中で困らない
③ 時間を決めておく
→ だらだら続けると、緊張が上がって場が荒れる
終われなくなる原因の多くは、終わり方を決めていないことにあります。
何が起きているのか
硬貨が動く仕組みには説明がついています。
不覚筋動 … 参加者の【自覚のない微細な指の力】が硬貨を動かしている
**参加者は嘘をついていません。**本当に自分が動かした覚えがありません。 詳しくはなぜ動くのかにまとめてあります。
このサイトは「本当に霊が来る」とも「絶対に安全」とも言いません。 起きていることを説明する立場に立ちます。
気になることが残ったら
やってみたあと、答えが気になって落ち着かないことがあります。
まとめ
- **「正しいやり方」は存在しません。**形式を定める主体がいないためです
- 用意するのは紙・筆記具・10円玉だけです
- 手順は紙を作る → 硬貨を置く → 呼び出す → 質問 → 終わらせる → 始末
- 指は軽く乗せます。押さえつけると動きません
- 始める前に「終わりの言葉」と「やめる合図」を決めておきます
- 硬貨が動く仕組みには説明がついています(不覚筋動)